GeneXusの「ユーザーコントロール」について
今回はGeneXusの「ユーザーコントロール」についてお話します。
GeneXusの開発をされている方でしたら、一度は何かしらのユーザーコントロールを利用したことがあるかと思います。
基本的には、「GeneXus marketplace(リンク:https://marketplace.genexus.com/home.aspx?,en)」で使えそうなユーザーコントロールを探してダウンロード&インストールする、という流れかと思いますが、そのユーザーコントロールが実際にはどのように実装されているかは、みなさんご存知でしょうか?
ユーザーコントロールをインストールすると、下記フォルダ(例は、32bitマシンにEV3をインストールした場合)にユーザーコントロールごとのフォルダが作成されます。
C:\Program Files\Artech\GeneXus\GeneXusXEv3JP\UserControls
その中で、たとえば私がよく使うユーザーコントロール「JSEventHandler」のフォルダを見ると、以下のような構成になっているのが分かります。
このように、ユーザーコントロールの実態は、「Javascript」と「プロパティファイル(XML)」だということが分かります。(.controlファイルも中身はxmlです)
ですので、もし「ダウンロードしてきたユーザーコントロールにバグがあったが、どうしてもそれを使う必要がある」といった場合でも、自分でファイルを書き換えてバグを修正する、といったことも可能となっています。
その際、テキストエディタで直接プログラムソースやプロパティファイルを修正することも可能ではありますが、GeneXusインストール時に同時にインストールされている「UserControlEditor」を使用することで、プログラムソースとプロパティを適切に修正することができます。
次回は、「UserControlEditor」を使用して、実際にユーザーコントロールの中身を見ていきたいと思います。